BBDイニシアティブ---3Qは2ケタ増収増益、DX事業が好調に推移
BBDイニシアティブ<5259>は14日、2024年9月期第3四半期(23年10月-24年6月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が13.8%増の30.16億円、営業利益が同85.9%増の2.16億円、税引前利益が同90.1%増の2.02億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同40.4%増の1.16億円となった。
DX事業の売上収益は前年同期比21.9%増の15.71億円、セグメント利益は同56.4%増の4.58億円となった。当第3四半期累計期間においては、販売パートナーの新規開拓活動及び深耕活動による拡販支援、効率の高い展示会への積極的な参加等によるマーケティング・プロモーション活動を引き続き注力しつつ、新たに立ち上げたインサイドセールス体制の強化による、リード(見込み顧客)獲得の拡大を図るなど販売チャネル強化を進めてきた。また、統合型SFA/CRMクラウドサービス「Knowledge Suite (ナレッジスイート)」と高い相乗効果を発揮するBtoB営業リスト作成サービス「Papattoクラウド」等、グループ会社及び提携先パートナーによるRPAサービス等の同時提案やクロスセルといった取り組みを推進し、「ビジネスブースト」の利用企業の拡大が進み始めたことで、Saas売上収益は前年同期比11.6%増、グループサブスクARR(AnnualRecurringRevenue)は16.07億円となった。
BPO事業の売上収益は同6.1%増の14.44億円、セグメント利益は同1.1%減の1.82億円となった。当第3四半期累計期間においては、引き続き高いIT人材需要を背景に積極的な営業活動を進めたものの、IT人材不足による新規開発プロジェクト案件における機会損失が発生し、SES売上収益は前年同期比11.8%増となった。
2024年9月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比12.0%増の40.00億円、営業利益が4.01億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同853.1%増の2.85億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ