ダウ先物は小幅高 前日のパウエル会見の流れが続く=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:51)(日本時間21:51)
ダウ先物 41124(+51.00 +0.12%)
S&P500 5586.75(+28.75 +0.53%)
ナスダック100先物 19607.50(+102.25 +0.54%)
米株価指数先物市場、ダウ先物が小幅高となっているほか、S&P500、ナスダック100も上昇。本日から8月相場に入ったが、前日のパウエルFRB議長のFOMC後の会見を受けての流れが本日も続いている。
議長は早ければ9月に利下げに踏み切る可能性があると示唆していた。前日の議長の会見は市場の9月利下げの期待を裏付けた格好となっており、短期金融市場では、FOMCと同様に、9月の0.25%ポイントの利下げを完全に織り込んでいる。
「市場は9月に利下げサイクルが始まることを期待している。パウエル議長は何度も選択肢を広げようと試みたが、議長が会見を通じて馬を納屋に戻そうとすればするほど勢いを増し始めた」との指摘も出ている。
前日はエヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>の上昇が、調整色を続けていたIT・ハイテク株の買い戻しを強めていたが、本日はメタ<META>が決算を受けて時間外で上昇しており、IT・ハイテク株の買い戻しの流れは続きそうな気配も見られる。
メタは1株利益、売上高とも予想を上回り、広告収入が22%増と予想を上回る好調さを見せていた。広告にAIを駆使していることが奏功している格好。第3四半期の売上高も予想を上回る見通しを示した。
本日は引け後にアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が決算発表を控えているほか、インテル<INTC>も予定している。IT・ハイテク株の買い戻しの流れを継続させるか注目される。
半導体設計の英アーム<ARM>が決算を受け時間外で大幅安。第2四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことや、通期の売上高見通しを据え置いたことが嫌気されている。市場は通期の見通しは上方修正されると期待していたことから、今回の据え置きは失望感に繋がっている模様。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け下落。予想を上回る好調な決算ではあったが、スマホ市場の回復ペースが期待よりも鈍いとの評価が出ている。同社が「下降局面が長く続いた携帯の回復ペースは緩やか」との認識を示したことが嫌気されている模様。アモンCEOが、今年は横ばいないし、10%未満の伸びに留まると見通しに言及していた。
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が時間外で下落。研究開発センターの建設計画を巡り、CHIPS法(米半導体法)に基づく補助金を受け取れないとの通告を米当局から受けた。ブルームバーグが伝えた。これは注目のプロジェクトに致命的な打撃となる。
半導体のウエスタンデジタル<WDC>が決算を受け時間外で下落。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。粗利益率が改善した。ただ、第1四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外
アーム<ARM> 127.20(-16.97 -11.77%)
ウエスタンデジタル<WDC> 63.50(-3.55 -5.29%)
アプライド<AMAT> 209.00(-3.20 -1.51%)
クアルコム<QCOM> 177.50(-3.45 -1.91%)
アップル<AAPL> 224.45(+2.37 +1.07%)
マイクロソフト<MSFT> 420.55(+2.20 +0.53%)
アマゾン<AMZN> 189.90(+2.92 +1.56%)
アルファベット<GOOG> 173.57(+0.42 +0.24%)
テスラ<TSLA> 230.67(-1.40 -0.60%)
メタ<META> 518.93(+44.10 +9.29%)
エヌビディア<NVDA> 119.11(+2.09 +1.79%)
AMD<AMD> 144.01(-0.47 -0.33%)
イーライリリー<LLY> 838.00(+33.73 +4.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 41124(+51.00 +0.12%)
S&P500 5586.75(+28.75 +0.53%)
ナスダック100先物 19607.50(+102.25 +0.54%)
米株価指数先物市場、ダウ先物が小幅高となっているほか、S&P500、ナスダック100も上昇。本日から8月相場に入ったが、前日のパウエルFRB議長のFOMC後の会見を受けての流れが本日も続いている。
議長は早ければ9月に利下げに踏み切る可能性があると示唆していた。前日の議長の会見は市場の9月利下げの期待を裏付けた格好となっており、短期金融市場では、FOMCと同様に、9月の0.25%ポイントの利下げを完全に織り込んでいる。
「市場は9月に利下げサイクルが始まることを期待している。パウエル議長は何度も選択肢を広げようと試みたが、議長が会見を通じて馬を納屋に戻そうとすればするほど勢いを増し始めた」との指摘も出ている。
前日はエヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>の上昇が、調整色を続けていたIT・ハイテク株の買い戻しを強めていたが、本日はメタ<META>が決算を受けて時間外で上昇しており、IT・ハイテク株の買い戻しの流れは続きそうな気配も見られる。
メタは1株利益、売上高とも予想を上回り、広告収入が22%増と予想を上回る好調さを見せていた。広告にAIを駆使していることが奏功している格好。第3四半期の売上高も予想を上回る見通しを示した。
本日は引け後にアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が決算発表を控えているほか、インテル<INTC>も予定している。IT・ハイテク株の買い戻しの流れを継続させるか注目される。
半導体設計の英アーム<ARM>が決算を受け時間外で大幅安。第2四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことや、通期の売上高見通しを据え置いたことが嫌気されている。市場は通期の見通しは上方修正されると期待していたことから、今回の据え置きは失望感に繋がっている模様。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が決算を受け下落。予想を上回る好調な決算ではあったが、スマホ市場の回復ペースが期待よりも鈍いとの評価が出ている。同社が「下降局面が長く続いた携帯の回復ペースは緩やか」との認識を示したことが嫌気されている模様。アモンCEOが、今年は横ばいないし、10%未満の伸びに留まると見通しに言及していた。
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が時間外で下落。研究開発センターの建設計画を巡り、CHIPS法(米半導体法)に基づく補助金を受け取れないとの通告を米当局から受けた。ブルームバーグが伝えた。これは注目のプロジェクトに致命的な打撃となる。
半導体のウエスタンデジタル<WDC>が決算を受け時間外で下落。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。粗利益率が改善した。ただ、第1四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外
アーム<ARM> 127.20(-16.97 -11.77%)
ウエスタンデジタル<WDC> 63.50(-3.55 -5.29%)
アプライド<AMAT> 209.00(-3.20 -1.51%)
クアルコム<QCOM> 177.50(-3.45 -1.91%)
アップル<AAPL> 224.45(+2.37 +1.07%)
マイクロソフト<MSFT> 420.55(+2.20 +0.53%)
アマゾン<AMZN> 189.90(+2.92 +1.56%)
アルファベット<GOOG> 173.57(+0.42 +0.24%)
テスラ<TSLA> 230.67(-1.40 -0.60%)
メタ<META> 518.93(+44.10 +9.29%)
エヌビディア<NVDA> 119.11(+2.09 +1.79%)
AMD<AMD> 144.01(-0.47 -0.33%)
イーライリリー<LLY> 838.00(+33.73 +4.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース