<動意株・17日>(大引け)=コマツ、FVC、セルソースなど
コマツ<6301>=大幅続伸で上場来高値更新。前日も動兆著しかったが、きょうは一段と買いの勢いが強まり、今月4日につけた上場来高値4998円を大陽線で上抜き最高値街道に復帰した。米国では銃撃事件を経てトランプ前大統領が11月の大統領選で勝利する可能性が高まったとみられており、ひと足先に政策を先取りした「トランプ・トレード」が活発化している。これは東京市場にも影響を与えている。トランプ氏は財政出動に積極的な姿勢を示していることから、海外売上高比率が約9割と高く北米に主力展開する同社への追い風も意識され、買いを引き寄せている。
フューチャーベンチャーキャピタル<8462>=上げ足強め新高値。16日の取引終了後、人材紹介フランチャイザー業を展開するTHE FREE AGENT LAB(東京都千代田区)を子会社化すると発表した。6月に子会社化に向けた基本合意書の締結を公表していたが、今月18日に株式譲渡を実行することなどを決議した。加えて、10月1日付で単独株式移転により設立する持ち株会社のAIフュージョンキャピタルグループに関し、定款変更も開示。事業の目的に関してはこれまでベンチャー企業に対する投資などを挙げていたが、「AI関連企業の有価証券の取得及び保有」などを加えて修正した。子会社化による事業へのプラス効果とともに、AI関連での投資効果への期待が高まり、買いが入ったようだ。
セルソース<4880>=上昇加速。16日の取引終了後、東京都から「卵子凍結に係る対象者向けオンライン説明会運営業務」を受託したと発表しており、好材料視されている。東京都が行う「卵子凍結に係る費用の助成」の対象者に向けたオンライン説明会の運営業務を受託した。助成にあたっては、希望する人が安全かつ安心な環境で卵子凍結を行えるよう、卵子凍結に関する正しい知識を身に付けるための同説明会への参加が要件となっていることから、同社では、これまで卵子凍結保管受託サービス「卵子凍結あんしんバンク」提供に際して行ってきた卵子凍結・保管に関する説明会で得た経験を生かし、受託業務を遂行するとしている。
東海カーボン<5301>=上値指向強め4日続伸。同社は16日取引終了後、電極事業の構造改革の一環として、25年7月までに日本と欧州の黒鉛電極の生産能力を年間5万6000トンから同3万2000トンに削減すると発表しており、これが評価されているようだ。黒鉛電極生産体制再構築の概要は、「国内生産は防府工場(山口県防府市)に集約し、滋賀工場(滋賀県近江八幡市)での生産を25年7月末までに終了。出荷能力は年間2万6000トンから同1万2000トン体制とする」「欧州拠点の生産能力を約30%削減し、年間3万トンから同2万トン体制とする」とし、北米拠点での生産能力は変更しない。構造改革の背景には世界的な鉄鋼生産低迷で電極需要が減少していることに加え、中国・インド勢による低価格製品の流入で市況が大幅に軟化し、構造不況状態になっていることがあるという。
東宝<9602>=急伸。16日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高859億7600万円(前年同期比15.9%増)、営業利益245億7600万円(同34.1%増)、純利益161億4900万円(同31.4%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。映画営業事業で、前期第4四半期からの続映作品で興行収入110億円を突破した「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」や興行収入150億円を超えた「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」のほか、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」などがヒットし業績に貢献した。また映像事業において、「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」などが劇場公開、動画配信、商品化権、パッケージ販売などの多面的展開により好調に推移した。
八洲電機<3153>=上値追いに拍車。空調設備や照明、受変電システムなどを取り扱う電機商社。国内でも生成AIの本格普及を背景としたデータセンター増設・新設需要が見込まれるが、同社は日立系ということもあり、データセンター向け空調や電力設備需要を業績に反映する公算が大きい。前期に続き今期も営業最高益更新が続く見通しで、株式市場でもにわかに頭角を現している。株価は戻り売り圧力のない上場来高値圏を突き進む展開にあり、未踏の2000円台での活躍も視界に入っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
フューチャーベンチャーキャピタル<8462>=上げ足強め新高値。16日の取引終了後、人材紹介フランチャイザー業を展開するTHE FREE AGENT LAB(東京都千代田区)を子会社化すると発表した。6月に子会社化に向けた基本合意書の締結を公表していたが、今月18日に株式譲渡を実行することなどを決議した。加えて、10月1日付で単独株式移転により設立する持ち株会社のAIフュージョンキャピタルグループに関し、定款変更も開示。事業の目的に関してはこれまでベンチャー企業に対する投資などを挙げていたが、「AI関連企業の有価証券の取得及び保有」などを加えて修正した。子会社化による事業へのプラス効果とともに、AI関連での投資効果への期待が高まり、買いが入ったようだ。
セルソース<4880>=上昇加速。16日の取引終了後、東京都から「卵子凍結に係る対象者向けオンライン説明会運営業務」を受託したと発表しており、好材料視されている。東京都が行う「卵子凍結に係る費用の助成」の対象者に向けたオンライン説明会の運営業務を受託した。助成にあたっては、希望する人が安全かつ安心な環境で卵子凍結を行えるよう、卵子凍結に関する正しい知識を身に付けるための同説明会への参加が要件となっていることから、同社では、これまで卵子凍結保管受託サービス「卵子凍結あんしんバンク」提供に際して行ってきた卵子凍結・保管に関する説明会で得た経験を生かし、受託業務を遂行するとしている。
東海カーボン<5301>=上値指向強め4日続伸。同社は16日取引終了後、電極事業の構造改革の一環として、25年7月までに日本と欧州の黒鉛電極の生産能力を年間5万6000トンから同3万2000トンに削減すると発表しており、これが評価されているようだ。黒鉛電極生産体制再構築の概要は、「国内生産は防府工場(山口県防府市)に集約し、滋賀工場(滋賀県近江八幡市)での生産を25年7月末までに終了。出荷能力は年間2万6000トンから同1万2000トン体制とする」「欧州拠点の生産能力を約30%削減し、年間3万トンから同2万トン体制とする」とし、北米拠点での生産能力は変更しない。構造改革の背景には世界的な鉄鋼生産低迷で電極需要が減少していることに加え、中国・インド勢による低価格製品の流入で市況が大幅に軟化し、構造不況状態になっていることがあるという。
東宝<9602>=急伸。16日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高859億7600万円(前年同期比15.9%増)、営業利益245億7600万円(同34.1%増)、純利益161億4900万円(同31.4%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。映画営業事業で、前期第4四半期からの続映作品で興行収入110億円を突破した「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」や興行収入150億円を超えた「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」のほか、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」などがヒットし業績に貢献した。また映像事業において、「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」などが劇場公開、動画配信、商品化権、パッケージ販売などの多面的展開により好調に推移した。
八洲電機<3153>=上値追いに拍車。空調設備や照明、受変電システムなどを取り扱う電機商社。国内でも生成AIの本格普及を背景としたデータセンター増設・新設需要が見込まれるが、同社は日立系ということもあり、データセンター向け空調や電力設備需要を業績に反映する公算が大きい。前期に続き今期も営業最高益更新が続く見通しで、株式市場でもにわかに頭角を現している。株価は戻り売り圧力のない上場来高値圏を突き進む展開にあり、未踏の2000円台での活躍も視界に入っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS