コニシ Research Memo(7):2025年3月期は、前期比4.5%増収、4.0%営業増益の予想
■コニシ<4956>の今後の見通し
● 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高139,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益10,700百万円(同4.0%増)、経常利益11,000百万円(同1.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7,400百万円(同0.8%増)と予想している。
セグメント別では、主力の「ボンド」では、販売数量増に加えて、値上げ効果もあり売上高は74,700百万円(前期比4.3%増)、営業利益7,000百万円(同5.9%増)の見込みである。「化成品」は売上高40,000百万円(同1.8%増)、営業利益1,460百万円(同11.0%増)を予想している。微増収ながら利益率改善により2ケタの営業増益を達成する計画だ。「工事事業」の売上高は24,100百万円(同10.3%増)、営業利益2,100百万円(同6.4%減)の見込みだ。工事が順調に進み増収予想だが、中信建設の会計基準変更などにより減益予想となっている。
設備投資額は5,874百万円、減価償却費は2,105百万円の予定だ。新中期経営計画の初年度として、設備投資は、主にコニシ栃木工場の新製造所・物流倉庫、サンライズのシーリング材製造設備の増設・更新、ウォールボンド工業の新物流倉庫の建設、新基幹システムへの投資などを行う計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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提供:フィスコ