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4011 ヘッドウォータース

東証G
8,730円
前日比
-170
-1.91%
PTS
8,670円
10:28 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
80.4 14.77 90.40
時価総額 166億円
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ヘッドウォータース:AI・DX案件ともに一気通貫でサービス提供


ヘッドウォータース<4011>は、AI(人工知能)ソリューション事業(企業の経営課題をITやAIのシステム開発を通して解決するソリューション事業を提供)を展開する。

同社のサービスは、顧客の業務分析からAIを既存の業務に組み込み運用するまでをワンストップで行う「AIインテグレーションサービス」、顧客企業のIT化支援・デジタル化推進を行う「DXサービス」、同社が有するAIプロダクト「SyncLect」を顧客へ提供・カスタマイズする「プロダクトサービス」がある。24年12月期第1四半期の売上高に対してAIサービスが53.4%、DXサービスが41.0%、プロダクトが5.6%で構成されている。顧客との直接契約(直請け)がメインで、アライアンス戦略による紹介案件も契約は直請けが多く、案件取得全体に対して直受けの割合は77.3%。24年12月期第1四半期時点の顧客数は105社(前年同期比14社増)で、1顧客当たりの売上単価はロイヤルクライアント化によって過去最高となる674万円となっている。

24年12月期第1四半期の売上高は708百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益は132百万円(同2.1倍)で着地した。顧客の年度末に向けた予算消化時期で生成AI案件が売上を大きく押し上げており、生成AI案件は2023年度全体で1億円強の売上だったが、2024年度第1四半期だけで約1.3億円の売上を達成している。また、年間売上1億円以上となる大型案件が推進されており、1顧客から複数の中型案件を受注する顧客深耕も安定収益の基盤へと成長している。通期の売上高は2,928百万円(前期比26.5%増)、営業利益は226百万円(同2.3倍)を見込んでいる。

同社はAI・DX案件ともにコンサルティングから設計・開発まで一気通貫でサービス提供ができる。また、アライアンス戦略によってマイクロソフトをはじめ、大手企業と連携を強化しており、年商1000億円以上の大手企業からの案件受注が多い点は競合比較での優位性となっている。さらに、国内AI・DXの市場規模は拡大が続くことが予想されており、今後は顧客となる大手企業からの案件単価上昇も見込まれる。直近は生成AIやエッジAIなどのAI案件が増加しているが、AI需要が一巡しても同社はDX案件も多くの案件を対応できるため、2つの両輪で今後の業績拡大は想定しやすい。

《NH》

 提供:フィスコ

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