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米国株式市場見通し:PCEデフレーターと大規模リバランスを見極める地合いか


 

来週の米国株は、高値圏でのもみ合いとなりそうだ。NYダウの反発基調は強まりそうだが、史上最高値水準で推移しているナスダック、S&P500が一段高となるにはエヌビディアの上昇が欠かせない。来週末に連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を考慮する上で重要視するデータの一つである5月のPCEデフレーターが発表される。強い数字であれば早期の利下げ観測後退で金利が上昇、弱い数字であればこの逆となる。金利動向に大きな影響を与える経済指標のため、積極的なハイテク株の売買は週末まで手控えられると想定する。


一方、テクノロジー株ETFの大規模なリバランスが6月末に実施されるとの話もある。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用する710億ドル規模のETFが、「アップル売り、エヌビディア買い」を実施するとの見通しだ。一部試算では、アップルを120億ドル売却し、エヌビディアを110億ドル購入するとのことから、インパクトは非常に大きい。月末にPCEデフレーターと大きな需給イベントを迎えることから、週末までは様子見ムードが強まると考える。


なお、NYダウは5月24日以来となる25日移動平均線超えとなった。まだ25日移動平均線が下向きのため、「上昇に転じた」という強いトレンドではないと見るが、6月戻り高値を既に上回るなど堅調な動きは確認できる。5月23日に急落した際の水準である39600ドルを意識したリバウンドは期待できそうだ。


経済指標では、25日に4月S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数、6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀製造業指数、26日に5月新築住宅販売件数、週次原油在庫、27日に週次新規失業保険申請件数、5月卸売在庫、1-3月期国内総生産(GDP、確定値)、5月耐久財受注、中古住宅販売成約指数、28日に5月PCEデフレーター、6月MNIシカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者マインド指数などが予定されている。


主要企業決算は、25日にカーニバル、フェデックス、26日に3Dシステムズ、ジェフリーズ、リーバイ・ストラウス、マイクロン・テクノロジー、27日にサンパワー、ナイキなどが予定されている。

《FA》

 提供:フィスコ

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