NY為替:米労働市場減速で年内利下げ観測強まる
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円25銭から154円55銭まで下落し、154円84銭で引けた。4月JOLT求人件数が予想以上に減少したため早期の利下げ観測が強まり、金利低下に伴うドル売りが優勢となった。また、日銀の国債購入減額するとの思惑を受けた円買いが継続。
ユーロ・ドルは1.0860ドルから1.0888ドルまで上昇し、1.0879ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の積極的な利下げ観測を受けたユーロ売りが後退。ユーロ・円は、168円09銭から168円69銭まで上昇。日銀の金融政策修正の思惑を受けた円買いが一服した。ポンド・ドルは1.2759ドルから1.2797ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8937フランから0.8885フランまで下落した。
《MK》
提供:フィスコ