<注目銘柄>=ENEOS、エネルギー関連の雄で高株主還元に注目
ENEOSホールディングス<5020>が高値圏でのもみ合いを経て上値を慕う展開。早晩、新値街道を走る公算が大きく、上場来高値水準である900円大台ラインの突破も十分射程圏といえそうだ。国内トップの石油元売り会社だが、子会社を通じて海外での石油・天然ガス開発などに積極的に取り組み原油や天然ガスの権益を所有するほか、化合物半導体材料などの開発でも高い実力を有している。
24年3月期は営業65%増益と急回復をみせたが、25年3月期は前期比14%減の4000億円と減益を見込む。しかし、世界的なインフレモードが続くなか、原油市況の上昇基調は今後も続きそうで、同社の業績上振れ余地につながる可能性もある。加えて株主還元に極めて積極的姿勢をみせていることは特筆され、発行済み株式総数の約23%に相当する6億8000万株を上限とした自社株買いを発表したことはマーケットで大注目を浴びた。依然としてPBR0.7倍台で指標面からも見直し余地の大きさを示唆する。(桂)
出所:MINKABU PRESS
24年3月期は営業65%増益と急回復をみせたが、25年3月期は前期比14%減の4000億円と減益を見込む。しかし、世界的なインフレモードが続くなか、原油市況の上昇基調は今後も続きそうで、同社の業績上振れ余地につながる可能性もある。加えて株主還元に極めて積極的姿勢をみせていることは特筆され、発行済み株式総数の約23%に相当する6億8000万株を上限とした自社株買いを発表したことはマーケットで大注目を浴びた。依然としてPBR0.7倍台で指標面からも見直し余地の大きさを示唆する。(桂)
出所:MINKABU PRESS