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4922 コーセー

東証P
6,620円
前日比
-156
-2.30%
PTS
6,645円
18:25 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
47.2 1.41 2.11 22.77
時価総額 4,011億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─打棒復活!「大谷関連」に見直しの好機!(訂正)


「打棒復活!『大谷関連』に見直しの好機!」

●国民の関心を一身に集める大谷選手

 株式投資家たちの最近の関心事は、なんといってもエヌビディア<NVDA>の動向だろう。私も毎朝、同社株の引け値をチェックしているが、日本国民全体ではどうかとなると、ごく限られることだろう。

 では、国民のほとんどが関心を持つものはなにか? もちろん、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正問題ではない。メジャーリーグの大谷翔平選手がホームランを打ったかどうかだろうか。ヒットや2塁打、盗塁でも嬉しいが、やはりホームランを打ったかどうか。野球ファンの男性たちだけでなく、女性たちも日々結果を知りたがっていると考えてよいだろう。

 改めて書くまでもなく、大谷選手はスーパースター揃いのメジャーリーグの中でも、最高クラスの選手なのだ。これは信じられないというより、有り得ないと言った方がよいほどの奇跡なのだが、現実なのだ。それだけに国民の多くが関心を持つのも当然といえ、日本人の気持ちを明るく元気づけてくれる点では、国民栄誉賞を明日にも与えてよいほどだ。

 株式市場はもちろんこの点に着眼、前々から大谷選手関連銘柄があちこちで取り上げられてきた。しかし、それは大谷選手がドジャースに移籍するとか、MVP(最優秀選手)を受賞するとか、大きなイベントがあった直後などであり、シーズンの途中で、現在のようにやや打撃が不振というような時ではない。

 しかし、どんな銘柄にも動きが低迷することはあるし、そんな時には買いやすくもなっていることを考えると、大谷関連銘柄にはここで目を向けた方が適切ではないか。こんな考えから今回は大谷関連に注目したい。

●打棒復活の大谷効果で株価浮揚の期待株は?

 そこで、まずは三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]だ。そもそもメガバンク首位でお堅いイメージのある同社が、大谷選手をCMに起用する。これだけでもかなり思い切った策になる。しかも、亀澤社長と対談までして、それをネットで流しているのだ。そして、金融情勢も三菱UFJを支援する形になってきている。10年債利回りが1.1%台に乗せたことで、銀行株は全面的に浮上の兆しをみせ始めている。リード役は三菱UFJ株であることに、大谷効果を合体させると、株高がみえる。

 「あたらしい世界へ」をキーメッセージにした大谷モデルの高級腕時計を販売しているのはセイコーグループ <8050> [東証P]。大谷選手とセイコーの付き合いは長く、2016年から。以来、大谷モデルの販売が続き、良好な関係が保たれていることから、セイコーのイメージアップに今後も寄与し続けると見てよく、株価の上昇要因となり得る。

 化粧品大手のコーセー <4922> [東証P]も、大谷選手との関係が緊密な企業だ。大谷選手は同社の美容液「コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアセラム」のCMに登場、売上に大きく貢献している。そのため、大谷選手とだけでなく、最近ドジャースともパートナーシップ契約を結んだほど。当然、株価にもプラスになる。

 以前に紹介したことがあるが、伊藤園 <2593> [東証P]も忘れてはなるまい。同社株は大谷選手と契約後も芳しい値動きではなかった。しかし、5月30日、底を打ち回復に転じた可能性が高い。30日引け後に、100万株または40億円を上限とする自社株買いの実施を発表したことがきっかけだが、この日(日本時間)、大谷選手が10試合、46打席ぶりにホームランを打ったことも支援材料になったとみる。それまでホームランが出なかったことによる失望感も株価下落の要因の一つだった可能性もあり、今後は失望感が薄らぎ、株価は復活へ向かうだろう。

 最後に、ホットランド <3196> [東証P]を。「築地銀だこ」を全国展開。世界への進出に熱心で、大谷選手と契約したわけではないものの、大谷選手や山本由伸選手が所属するドジャースとスポンサー契約を結んだことが話題になっている。株価はこのところ急騰、リスクが少々高くなっているものの、その積極経営ぶりは高く評価できる。株価が一服する場面を見逃さないようにしたい。

2024年5月31日 記

株探ニュース

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