品川リフラクトリーズ---24年3月期は2ケタ増収増益、主力の耐火物が2ケタ増収増益に
品川リフラクトリーズ<5351>は13日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比15.4%増の1,441.75億円、営業利益が同28.1%増の138.87億円、経常利益が同30.1%増の149.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同83.9%増の152.80億円となった。
耐火物の売上高は前期比22.0%増の984.69億円、セグメント利益は同50.5%増の80.62億円となった。原料費の高止まりや燃料費・電力費の高騰を踏まえた販売価格の改定、販売構成の改善によるスプレッドの拡大、国内外への拡販活動の進展及び新たに加わったブラジル耐火物事業の業績寄与等があった。
断熱材の売上高は前期比3.6%増の185.83億円、セグメント利益は同7.4%増の34.43億円となった。国内の半導体関連製品の販売は減少したものの、国内外のプラント向け耐火断熱れんがの販売増加等となった。
セラミックスの売上高は前期比64.2%増の35.51億円、セグメント利益は同0.5%減の1.38億円となった。新たに加わった米国耐摩耗性セラミックス事業の業績寄与等があった。
エンジニアリング事業の売上高は前期比0.2%減の245.51億円、セグメント利益は同3.7%増の17.25億円となった。大型工事案件の減少等があった。
その他事業の売上高は前期比1.3%増の9.00億円、セグメント利益は同11.4%増の5.38億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、国内鉄鋼メーカーの高炉休止等の影響により売上高は前期比0.8%減の1,430.00億円、低収益品の受注見直しや海外向けを中心とした高収益品の拡販等により営業利益は同4.4%増の145.00億円、経常利益は同0.6%増の150.00億円、当期は前期に発生した遊休土地の売却等が見込まれないため親会社株主に帰属する当期純利益は同34.6%減の100.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ