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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3905 データセクション

東証G
985円
前日比
-10
-1.01%
PTS
1,009円
21:39 11/21
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
80.1 6.48
時価総額 174億円
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データセクション---24年3月期は2ケタ増収、国内事業・海外事業ともに売上高が増加


データセクション<3905>は15日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比15.9%増の22.29億円、営業損失は2.16億円(前期は0.55億円の損失)、経常損失は2.35億円(同0.46億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は12.61億円(同5.30億円の損失)となった。

国内事業の売上高は前年同期比1.1%増の13.83億円となったが、事業ポートフォリオの再構築に向けた先行費用の発生、事業買収による、今後中核となるエンジニア人材の増強や、業容拡大に対応したBPO費用の拡大、ならびにグローバル企業としての基盤整備とガバナンス強化に向けた専門家の活用などによる人件費及び業務委託費の増加などの費用増加がこれを上回ったため、セグメント損失は0.18億円(前年同期は0.76億円の利益)となった。AI・システム開発事業について、当年度の同社においては、2023年9月にThe ROOM4Dから譲り受けたデータサイエンス事業が寄与し、売上高が増加した。また、ディーエスエスにおいては、複数の大型開発案件が進行し、売上高が増加した。ソーシャルメディア分析事業について、当年度の同社単体においては、昨年度からの効率的な販売体制構築を優先した結果、新規受注が伸び悩み、売上高は減少した。一方、連結子会社ソリッドインテリジェンスにおいては、パブリックセクターやインバウンドニーズを的確にとらえ売上高は増加した。この結果、事業全体では前年同期に比べ、売上高は増加した。リテールマーケティング事業について、当年度における「FollowUP」の国内展開は、昨年度後半から今年度にかけて、多店舗展開を行う小売業の顧客からの複数の受注が進行し、「FollowUP」の導入店舗数及びカメラ設置台数が増加したことで、売上高は増加した。新規事業では、AIによる医療系データ解析サービスとして、モニタリングAI(心電図)、NEDO軽度認知症解析 AI(音声)、NEDO脳波癲癇解析AI(脳波、心電図)の開発、音声解析AIによるサービスの開発を行っている。当年度においては、小売業向けの新規のプロダクト開発や医療関連ビジネスの進行に注力した。

海外事業の売上高は同1.1%増の8.65億円、セグメント利益は1.76億円(前年同期は1.18億円の損失)となった。グローバル20か国以上への「FollowUP」展開を行っている。チリの連結子会社であるJachにおいては、現地上場ディベロップメントなど優良大口顧客からの受注など、オーガニックに案件や顧客の大型化を進行したほか、傘下子会社であるスペイン及びパナマの非連結子会社を、第2四半期から連結子会社化することで、複数国における商圏拡大を通じ、グローバルな事業基盤を更に強化している。 また、2021年に買収を行ったInx並びに、前年度に連結子会社化したPeruなども順調な企業成長を実現しており、買収事業としてのPMIも着実に進行している。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比18.9%増の26.50億円、営業利益は0.80億円、経常利益は0.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.17億円を見込んでいる。

《SI》

 提供:フィスコ

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