オーバル---24年3月期は増収・2ケタ増益、3事業部門いずれも増収を果たす
オーバル<7727>は15日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.8%増の143.47億円、営業利益が同33.5%増の14.75億円、経常利益が同28.1%増の15.72億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同69.8%増の11.02億円となった。
センサ部門の受注高は103.05億円(前年同期比5.5%増)、売上高は99.37億円(同7.6%増)となった。国内は半導体関連業界向けが足元で一服しているものの、海外は中国、韓国において電気自動車用の電池関連業界向けが好調に推移した。
システム部門の受注高は19.86億円(前年同期比25.2%増)、売上高は17.24億円(同8.9%増)となった。国内で国立研究開発法人産業技術総合研究所、食品関連業界、防衛省向けの大口受注があった。
サービス部門の受注高は26.94億円(前年同期比8.9%増)、売上高は26.85億円(同7.8%増)となった。他社商品のメンテナンスや校正事業の強化の一環として2023年1月20日に京浜計測の全株式を取得して前連結会計年度末に貸借対照表を、当第1四半期連結累計期間より損益計算書も連結した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.4%減の140.00億円、営業利益が同11.9%減の13.00億円、経常利益が同11.0%減の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.2%減の8.80億円と2024年3月期を若干下回るものの、2023年8月10日に修正の中期経営計画最終年度の計画値は達成を見込んでいる。
《AS》
提供:フィスコ