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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2162 nms

東証S
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nmsホールディングス---24年3月期は2ケタ増益、全てのセグメントで利益が伸長


nmsホールディングス<2162>は15日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比7.8%減の728.74億円、営業利益は同22.8%増の18.88億円、経常利益は同10.1%増の15.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同45.8%増の7.37億円となった。

HS事業(ヒューマンソリューション事業)の売上高は前年同期比2.4%減の226.95億円、セグメント利益は同4.2%増の11.10億円となった。国内事業については、自動車・半導体関連を中心とした顧客の生産調整による影響はあり売上が抑制されたものの、需要は堅調に推移しており、利益面においても単価交渉や経費抑制による原価率改善や適正販管費の管理強化等、基盤強化策の実行を進め収益性改善に努めた。海外事業についても基盤強化策の効果はあったが、中国やベトナムにおいて顧客の在庫調整等による減産が継続したことによる影響があった。

EMS事業(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業)の売上高は同10.1%減の342.90億円、セグメント利益は同74.1%増の5.75億円となった。中国・ASEAN・北米において生産活動を展開しており、戦略投資の実行期にある。当年度においては、この戦略投資における新規受注の立ち上げや量産開始による効果はあったが、主に海外において顧客の販売戦略変更による生産調整等の影響があった。利益面では、生産調整等の影響があったものの、各拠点における生産性改善やコスト構造見直しの成果もあり、増益となった。

PS事業(パワーサプライ事業)の売上高は同9.8%減の158.88億円、セグメント利益は同23.3%増の7.85億円となった。国内需要が高い水準を維持したが、海外における生産・在庫調整等の影響により、減収となった。利益面では売上高の減少影響はあったが、部材調達ソースの拡大等安定した生産活動や収益確保に向けた施策を着実に実行したこともあり、増益となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.9%増の750.00億円、営業利益が同11.2%増の21.00億円、経常利益が同21.0%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同76.4%増の13.00億円を見込んでいる。また、配当については、前期比7円増の14円に倍増する計画としている。

《HH》

 提供:フィスコ

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