井関農機---1Q減収なるも、海外売上高は順調に推移
井関農機<6310>は15日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.2%減の439.72億円、営業利益が同56.6%減の7.34億円、経常利益が同29.3%減の9.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.4%減の4.46億円となった。
国内売上高は前年同期比13.8%減の243.84億円となった。前年同期は4月の価格改定に伴う駆け込み需要で伸長していたため、当期は改定時期を1ヶ月前倒ししたこともあり減少となった。
海外売上高は同11.3%増の195.88億円となった。欧州において仕入商材の拡充とプレシーズンの需要を確実に捉え続伸し、第1四半期において過去最高の売上高となった。北米はコンパクトトラクタ市場の調整局面が継続、アジアは中国で排出ガス規制による反動から回復したが、アセアン・韓国では需要軟調となった。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比同等の1,700.00億円、営業利益が同11.3%減の20.00億円、経常利益が同52.2%減の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4.00億円とする期初計画を据え置いている。
《AS》
提供:フィスコ