サンワテクノス---24年3月期は減収なるも、過去2番目の業績
サンワテクノス<8137>は10日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.2%減の1,661.38億円、営業利益が同18.5%減の62.15億円、経常利益が同13.6%減の66.31億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.9%減の50.07億円となった。
日本での売上高は前期比14.3%減の1,145.50億円、営業利益は同32.0%減の36.38億円となった。FA業界向けの電子部品及び電子機器、半導体製造装置業界向けの搬送装置、マウンター業界向けの電機品の販売が減少した。
アジアでの売上高は同4.9%減の611.94億円、営業利益は同9.2%減の23.44億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品(サーボモータ等)の販売が増加したが、FA業界向けの電子部品及び電子機器、半導体製造装置業界向けの電子機器の販売が減少した。
欧米での売上高は同2.0%減の69.70億円、営業利益は1.47億円(前年同期は0.48億円の損失)となった。欧米では、アミューズメント関連業界向けの電子部品、自動車関連業界向けの設備機器の販売が減少した。
その他の売上高は同8.7%減の7.73億円、営業損失は0.10億円(同0.03億円の損失)となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.7%減の1,550.70億円、営業利益が同50.4%減の30.80億円、経常利益が同51.4%減の32.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.9%減の24.10億円を見込んでいる。
《HH》
提供:フィスコ