日本リビング保証---3Qは2ケタ増収増益、ExtendTech事業が2ケタ増収増益に
日本リビング保証<7320>は10日、2024年6月期第3四半期(23年7月-24年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.4%増の35.51億円、営業利益が同47.0%増の7.84億円、経常利益が同38.0%増の9.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.2%増の6.66億円となった。
HomeworthTech事業の売上高は前年同期比25.8%増の20.50億円、セグメント利益は同35.9%減の0.85億円となった。建物保証・設備保証といった長期保証契約の獲得に引き続き注力するとともに、地震保証や資産価値保証といった新たな保証サービスの開発及びマーケティングを推進した。また、業務効率化・ストック型ビジネス転換といった住宅事業者の経営課題に対応する各種ソリューションの導入を組織的に推進することで、各クライアントとの関係深化にも引続き注力した。これらの施策により、主要なKPIである新規契約獲得金額12.27億円(前年同期比42.6%増)、前受収益・長期前受収益残高110.54億円(同23.8%増)、電子マネー発行サービスの導入社数119社(同36.8%増)・未使用残高22.96億円(同10.8%増)といずれも前年同期比で成長している。
ExtendTech事業の売上高は前年同期比35.8%増の14.49億円、セグメント利益は同69.9%増の7.28億円となった。前連結会計年度と同様に蓄電システムをはじめとした住宅用再生可能エネルギー設備に対する社会的ニーズに応える形で再生可能エネルギー領域が進展したほか、オペレーション業務の受託が拡大したことにより教育ICT領域も堅調に推移した。
「その他」の事業の売上高は前年同期比94.1%増の0.51億円、セグメント損失は0.28億円(前年同期は0.27億円の損失)となった。
2024年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比25.8%増の49.30億円、営業利益が同34.8%増の10.00億円、経常利益が同19.5%増の12.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.3%増の8.96億円とする、2月9日発表の修正計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ