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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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1911 住友林業

東証P
5,348円
前日比
-78
-1.44%
PTS
5,320円
21:59 11/21
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.5 1.34 2.71 27.10
時価総額 11,020億円
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<動意株・1日>(大引け)=荏原、ASJ、エフピコなど

 荏原<6361>=3日続伸。ポンプの最大手メーカーで環境関連装置では頭抜けた実績を持つが、半導体製造装置分野への展開力にも定評がある。特に半導体ウエハーを研磨するCMP装置では世界屈指の商品競争力を誇っている。国内で半導体生産設備を強化する動きが相次ぐなか、直近では米マイクロン・テクノロジー<MU>が広島工場を次世代半導体メモリーの生産拠点にすると伝わるなど、先端半導体のサプライチェーン構築の動きが一段と活発化している。半導体の微細化・高集積化が加速するなか、荏原のCMP装置に対する重要度も中期的に高まるとの見方が根強い買いを誘っている。

 ASJ<2351>=後場急伸。午後1時ごろ、1日付で経済産業省から「DX(デジタルトランスフォーメーション)認定事業者」に認定されたと発表した。DX認定制度とは「情報処理の促進に関する法律」に基づく制度で、DX推進の体制が整備されていると認められる企業を国が認定するもの。これが材料視されたようだ。

 エフピコ<7947>=底値圏からのリバウンド局面。前日の取引時間中に2465円まで下押し年初来安値を更新したばかりだが、結局下ヒゲ陽線で引け、きょうは改めて買い優勢に傾いていることから株価の底が入った印象を受ける。食品トレー容器のトップメーカーで、プラスチックの割合を軽減した高付加価値製品が伸びて利益率の改善に結実している。前日取引終了後に発表した25年3月期の業績予想は、売上高が前期比6%増の2360億円、営業利益が同8%増の178億円と増収増益を確保する見通し。これを受けて見直し買いを誘導している。また、24年3月期の年間配当は前の期実績に対し10円増配となる57円としており、株主還元にも前向きな姿勢もポジティブ視されているもようだ。

 ネクスグループ<6634>=急動意でストップ高。4月30日の取引終了後、連結子会社のネクスが、デジタルコンテンツの企画などを手掛けるレグラス(東京都千代田区)と、会話型AIにおける共同研究を開始すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。レグラスは2022年にJ2の栃木SCのオフィシャルサイトに問い合わせ自動応対システムを提供したほか、会話型AIを搭載したデジタルサイネージによる実証実験を行った実績を持つ。今回の共同研究では、エッジAIコンピューター「AIX─01NX」上での画像解析と、会話型AIとの組み合わせの有効性や市場性を見極め、病院やホテル、大型店舗などさまざまな場面で活用できる新たなサービスの創出を目指す。

 住友林業<1911>=物色人気。フシ目の5000円大台回復を果たした。木造住宅に強みを持つ大手住宅メーカーで、米国での戸建てが収益の主柱を担っている。足もとの業績は絶好調に推移しており、前日取引終了後に発表した24年12月期第1四半期(24年1~3月期)決算は営業利益が前年同期比67%増の406億3100万円と大幅な伸びを達成した。国内の注文住宅需要は停滞しているものの、米国での住宅販売が伸びている。また、売買単価の上昇がコスト増を吸収し、収益を押し上げている。株価は4月10日につけた上場来高値5053円を更新した。

 ナブテスコ<6268>=上値抵抗ラインの75日線一気越え。制御装置の大手メーカーで産業用ロボット向け精密減速機はグローバルベースで約6割と断トツの商品シェアを誇っている。産業用ロボットは中国景気低迷の影響を受け厳しい環境にあるものの、足もとの業績は会社側の想定を上回る。前日取引終了後に24年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の128億円から135億円(前期比22%減)に増額した。これを手掛かり材料に投資資金が流入している。株価はここ数年来の大底圏でもみ合っていたが、先行きの業績回復色が見えてきたことで、グローバルニッチトップの実力を評価する買いが入り始めた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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