品川リフラクトリーズ---合弁会社「遼寧品川和豊冶金材料有限公司」の業容拡大

品川リフラクトリーズ<5351>は25日、同社と鞍山市和豊耐火材料(以下、和豊耐火)が設立した遼寧品川和豊冶金材料(以下、品川和豊)が、連続鋳造用機能性耐火物(ノズル)の新工場の建設を決定したと発表。
品川和豊は、2008年の設立後、高品質のモールドパウダー製品供給を通じて、事業を順調に拡大し続け、合弁事業も16年目を迎えた。さらに同社は合弁事業に加えて、2022年7月より和豊耐火の連続鋳造用ノズルへの技術供与契約を両社間で締結し、新たな合弁事業も視野に入れ活動していた。
今回、同社と和豊耐火は、品川和豊の敷地内に新工場を建設し、和豊耐火が行う連続鋳造用ノズルの製造・販売事業を品川和豊に移管することを合意した。世界の粗鋼生産量の半分以上を占める中国はじめアジア市場では、高品質な耐火物へのニーズが高まっており、また、同じ連続鋳造用であるモールドパウダーとノズルは技術的にもシナジー効果が期待できることから、品川和豊は新工場建設によりさらなる成長を果たし、これまで以上に顧客のニーズに応えられると考えている。
今後は、当局の許認可を取得後、来春から新工場建設、設備据え付け等を進め、試運転を経て、2025年度末までに新工場の稼働及び販売を開始する予定。

《HH》

　提供：フィスコ