東エレクが日経平均寄与度トップ、SOX指数6連騰と戻り足鮮明で米半導体株高の動きが追い風
東京エレクトロン<8035>が続伸、一時1290円高の3万5520円まで上値を伸ばす局面があった。その後はやや伸び悩んだが、日経平均寄与度では午前10時10分現在、ファーストリテイリング<9983>を凌いで1位となっている。前日の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6連騰を記録するなど半導体関連の戻り足が鮮明。東京市場でも半導体セクターはここ利食い急ぎの動きで主力銘柄を中心に値を崩す銘柄が多かったが、目先ショート筋の買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが活発化している。前週末に25年3月期減収減益予想を発表したソシオネクスト<6526>が朝安後プラス圏に切り返していることで、東エレクを筆頭とするその他の銘柄に機関投資家のショートカバーを誘発した面もあるようだ。なお、東エレクの決算発表はゴールデンウィーク後の5月10日に予定されており、その内容を見極めたいとの思惑もあって、上値を買い進む実需買いの動きは限定的となっている。
出所:MINKABU PRESS
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