貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4043 トクヤマ

東証P
2,752.0円
前日比
+18.0
+0.66%
PTS
2,750.9円
11:24 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.9 0.78 3.63 34.63
時価総額 1,984億円
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<動意株・26日>(大引け)=西松建、トクヤマ、PCA

 西松建設<1820>=後場急伸。約2カ月ぶりに年初来高値を更新した。午後2時ごろ、24年3月期連結業績予想について売上高を3875億円から4016億円(前の期比18.2%増)へ、営業利益を165億円から188億円(同49.0%増)へ上方修正すると発表。期末配当予想も93円から140円に増額しており、これらを手掛かりに買われている。国内建築工事が想定以上に進捗したことが業績を押し上げる。また、国内土木工事での設計変更の獲得による完成工事総利益の上振れや、不動産事業等総利益の上振れも寄与する見通し。中間配当とあわせ、年間配当額は220円(前の期221円)となる見込みだ。あわせて、7月1日付で1380万株(発行済み株数の24.82%)の大規模な自社株消却を行うことを明らかにした。

 トクヤマ<4043>=上げ足強め新値街道復帰。同社はきょう午前9時ごろに、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比28.7%増の330億円としていることや、年間配当計画を前期比20円増配の100円としていることが好感されているようだ。売上高は同2.9%増の3520億円となる見通し。半導体関連製品の販売増加を見込んでいるほか、利益面では製造コストの改善が寄与するとみている。また、中期経営計画の最終年度となる26年3月期の連結売上高目標を従来の3200億円から4000億円に上方修正したこともあわせて発表。なお、営業利益目標などの変更はない。

 ピー・シー・エー<9629>=切り返し急で年初来高値更新。25日の取引終了後、24年3月期の連結決算を発表。売上高と各利益が計画を上回って着地した。あわせて開示した25年3月期の業績は、売上高が前期比9.9%増の165億700万円、最終利益が同2.8%増の16億5600万円となる見通し。また、前期の配当を19円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比2円増配の83円とした。これらを好感した買いが入り株価を押し上げたようだ。24年3月期は外注費などの経費削減効果に加え、退職給付費用の戻入に伴う利益が発生し、業績が計画を上振れした。今期については、クラウドサービスや保守サービスで顧客の継続利用による安定的な収入計上を想定している。

 日本ゼオン<4205>=急伸。25日の取引終了後、取得総数1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.73%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これをポジティブ視した買いが入ったようだ。取得期間は5月7日から2025年3月21日まで。取得した全株式を同年4月4日に消却する。あわせて25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比3.9%増の3970億円、最終利益は同43.7%減の175億円を計画する。同社は前期の期末配当予想を5円増額したうえで、今期の年間配当予想を同2円増配の47円とした。

 テクノホライゾン<6629>=底値圏で大幅高。FA・光学機器を主力に手掛けるが、レンズ技術に定評があり、監視カメラやドライブレコーダーなどへの展開で実績が高い。足もとの業績は会社側の想定を大きく上回って推移しており、円安が追い風となったほか、原価低減効果と合理化努力が奏功し収益押し上げ効果をもたらしている。25日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の8億円から10億円(前の期は5億3000万円の赤字)に増額した。24年3月期は配当も10円復配が見込まれており、最終利益がゲタを履いた状態ながらPER7倍前後で、PBRは0.7倍台と株価指標的にも水準訂正余地が意識されやすい。

 インソース<6200>=急反発。同社は25日取引終了後、24年9月期第2四半期累計(23年10月~24年3月)の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しは従来の21億4000万円から24億円(前年同期比24.4%増)に引き上げた。売上高予想は59億7000万円から60億円(同15.3%増)に上方修正。好採算のITサービス事業の売り上げ構成比が高まったことや、販管費が想定を下回ったことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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