明日の株式相場に向けて=日銀決定会合後の動向に関心集まる
今週は注目イベントが相次ぐが、日経平均株価が大幅安となった今日の東京市場に大きな影響を与えたのは、24日のメタ・プラットフォームズ<META>の決算発表だった。同社の4~6月期売上高見通しは市場予想に達せず、時間外取引で株価は急落。ナスダック指数先物が下落したことを受け、東京市場も急落した。
25日の日経平均株価は831円安の3万7628円となり、前日に907円高と急伸した上昇分の多くを吐き出し、再び3万8000円を割り込んだ。今晩もマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>といったビッグテック企業の決算が予定されているほか、米1~3月期国内総生産(GDP)の発表も予定されている。
そして、明日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。3月の会合でマイナス金利政策の解除を決定した直後だけに、「現状維持」との見方は少なくない。ただ、日銀の政策スタンスに大きな変化はない、との方向性を見透かしたかのように為替相場では約34年ぶりとなる1ドル=155円後半への円安が進んでいる。
明日の日銀会合の結果を受け、一段の円安進行はあるのか。そして、政府・日銀による為替介入はあるのか。株式市場では、かつてのようには円安を好感していないだけに、為替市場の動向に株価がどう反応するかは大きなポイントとなる。明日はゴールデンウイークを控えた週末ということもあり、株式市場ではいったん手仕舞い売りが出るかもしれない。
足もとでは、米国の10年債利回りが4.6%台で上昇基調にあることが関心を集めているが、日本でも同利回りは0.89%前後と強含んでいる。日本では円安進行も追い風となり長期金利の上昇基調は変わらないとみられるだけに、金融株の見直し余地はまだ大きいだろう。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>のほか、七十七銀行<8341>や千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>、宮崎銀行<8393>などといった地銀株にも注目したい。
他の明日のスケジュールでは、明晩に米3月個人消費支出(PCEデフレーター)が発表されるほか、国内では引け後にアドバンテスト<6857>や日立製作所<6501>、NEC<6701>、野村ホールディングス<8604>、TDK<6762>などが決算発表を行う。
出所:MINKABU PRESS
25日の日経平均株価は831円安の3万7628円となり、前日に907円高と急伸した上昇分の多くを吐き出し、再び3万8000円を割り込んだ。今晩もマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>といったビッグテック企業の決算が予定されているほか、米1~3月期国内総生産(GDP)の発表も予定されている。
そして、明日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。3月の会合でマイナス金利政策の解除を決定した直後だけに、「現状維持」との見方は少なくない。ただ、日銀の政策スタンスに大きな変化はない、との方向性を見透かしたかのように為替相場では約34年ぶりとなる1ドル=155円後半への円安が進んでいる。
明日の日銀会合の結果を受け、一段の円安進行はあるのか。そして、政府・日銀による為替介入はあるのか。株式市場では、かつてのようには円安を好感していないだけに、為替市場の動向に株価がどう反応するかは大きなポイントとなる。明日はゴールデンウイークを控えた週末ということもあり、株式市場ではいったん手仕舞い売りが出るかもしれない。
足もとでは、米国の10年債利回りが4.6%台で上昇基調にあることが関心を集めているが、日本でも同利回りは0.89%前後と強含んでいる。日本では円安進行も追い風となり長期金利の上昇基調は変わらないとみられるだけに、金融株の見直し余地はまだ大きいだろう。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>のほか、七十七銀行<8341>や千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>、宮崎銀行<8393>などといった地銀株にも注目したい。
他の明日のスケジュールでは、明晩に米3月個人消費支出(PCEデフレーター)が発表されるほか、国内では引け後にアドバンテスト<6857>や日立製作所<6501>、NEC<6701>、野村ホールディングス<8604>、TDK<6762>などが決算発表を行う。
出所:MINKABU PRESS