ルネサスが異彩高、1~3月期営業37%減益もコンセンサス大幅に上回る
ルネサスエレクトロニクス<6723>が続伸で2600円台を回復、75日移動平均線を上抜き、25日移動平均線とのマイナスカイ離も一気に解消する強調展開をみせている。同社が25日朝に発表した24年1~3月期決算は営業利益が前年同期比37%減の778億3600万円と低調だった。円安進行は追い風となったものの、車載マイコン需要が振るわなかった。ただ、機関投資家の貸株調達による空売りの買い戻しなどを誘発したもようで、株価に浮揚力が働いている。市場では「第1四半期の営業利益は710億円がコンセンサスで、そこから大きく上振れたことがショート筋を慌てさせた。また値ごろ感からの追随買いも誘っているようだ」(中堅証券ストラテジスト)という見方が示されていた。
出所:MINKABU PRESS
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