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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2884 ヨシムラHD

東証P
1,434円
前日比
0
0.00%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
30.7 3.40 39.08
時価総額 345億円
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<動意株・16日>(大引け)=AGS、ニデックなど

 AGS<3648>=異彩人気でストップ高。2017年10月に形成した上場来高値1080円(修正後株価)を約6年半ぶりに更新した。主力株が手掛けづらい地合いで、一部の足の軽い中小型材料株に短期筋が集結しており、時価総額200億円前後で信用買い残も枯れた状態にある同社株は足もとのニーズに合致する銘柄として存在感を高めている。データセンター運用・システム開発を手掛け、米マイクロソフト<MSFT>が日本でのデータセンター拡充に動くなか、ビジネス環境に追い風が意識されやすい。また、サイバーセキュリティーが安全保障の観点から一段と注目の度合いを高めるなか、同社は今月8日に委託先事業者のセキュリティー調査やリスク管理業務を支援する「サプライヤー・マネジメント・クラウド」の提供を開始しており、時流に乗った経営戦略も投資資金攻勢の手掛かりとなっているようだ。

 ニデック<6594>=物色の矛先向かい年初来高値更新。15日の取引終了後、サーバー用水冷モジュールを生産するタイの拠点において生産ラインを増強すると発表した。米国のAIサーバーメーカーであるスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>への採用を受け、同社と共同開発した製品をタイのアユタヤ工場で生産する予定。今後の業績押し上げ効果を期待した買いが集まった。CDU(クーラント・ディストリビューション・ユニット)の生産ラインを増強し、現在の月産200台から今年6月までに同2000台に拡大する。これまで演算用サーバーは空冷方式が主流だったが、AIサーバーは従来よりも高い熱を発することから、冷却能力の高い水冷方式が今後は必須になるという。ニデックは将来的には月産3000台以上に拡大することを視野に入れる。
 
 住石ホールディングス<1514>=ストップ高。15日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が196億円から225億円(前の期比43.6%減)へ、営業利益が58億円から80億円(同2.1倍)へ、純利益が57億円から75億円(同2.0倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入している。主力事業部門の石炭販売取引に関して、上期同様エネルギー需要の緩みにより石炭市況の軟化が見られたものの、石炭販売量が堅調に推移し、また豪州ワンボ炭鉱からの配当金が予想を上回ったことが要因としている。同時に、従来20円としていた期末一括配当予想を60円にすると発表した。配当性向40%を目安に安定的な配当を継続して行うことを基本とする配当方針に変更したことが要因としており、これも好材料視されているようだ。

 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>=物色人気に急動意。年初来高値を更新した。同社はきょう、アンモニアなど燃焼し難い燃料を安定燃焼させることが可能な超高エネルギー点火システムの試作品が完成したと発表。これが材料視されているようだ。このシステムは、超高エネルギー出力化とエンジン搭載可能なサイズへの小型化を両立し、体積当たりの出力エネルギーは世界最大になるという。アンモニアのような難燃性のカーボンフリー燃料の安定燃焼だけでなく、さまざまなリーンバーンエンジンの性能向上も期待できるとしている。

 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>=大幅高で年初来高値更新。同社は15日取引終了後、24年2月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比3.6倍の24億2900万円となり、従来予想の15億7400万円から上振れたことが好感されているようだ。売上高は同42.5%増の497億8100万円で、従来予想の466億7900万円を上回って着地。M&Aでグループ化した企業が貢献したことに加え、国内企業の価格改定、継続的な生産効率化を実施したことが主な押し上げ要因だとしている。また、あわせて公表した25年2月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比16.9%増の582億1500万円、営業利益が同12.9%増の27億4400万円となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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