ソフトバンクGは下値模索、アームの株価調整に連動もAI技術開発の日米連携で存在感
ソフトバンクグループ<9984>は全般軟調地合いのなか下値模索の動きを強いられている。前日の米国株市場では様子見ムードのなかもハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は3日続伸して引けており、米ハイテク株への投資に積極的な同社にとって風向きは悪くない。ただ、英半導体設計アーム<ARM>の株価がここ頭打ちの状態で調整局面を示唆していることが、親会社であるソフトバンクGの株価にも影響を与えているとみられる。一方、岸田首相が訪米し日米首脳会談が行われるなか、日米両政府は人工知能(AI)に関する技術開発で連携し、産官学の新たな枠組みの発足に動くとの見方が強まっており、エヌビディア<NVDA>やマイクロソフト<MSFT>など米大手IT企業とソフトバンクGなどの協業が視野に入ることは今後の株価の刺激材料となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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