明治HDが反発、価格改定効果発現し24年3月期営業利益は計画上振れ
明治ホールディングス<2269>が反発している。9日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1兆985億円から1兆1130億円(前の期比4.8%増)へ、営業利益が800億円から845億円(同12.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。食品セグメントの幅広いカテゴリーで価格改定効果が発現したことに加え、各種経費が想定を下回ったことが要因。また、医薬品セグメントで主力の抗菌薬が好調に推移したことや、研究開発費が想定を下回ったことも寄与したという。
一方、最終利益は510億円から480億円(同30.9%減)へ下振れたようだ。中国で牧場を運営する持ち分法適用関連会社オーストアジア・グループの業績が、中国国内における飼料代高騰や生乳価格下落の影響により悪化していることなどを受けて持ち分法による投資損失を計上するほか、食品セグメントの中国子会社において牛乳・ヨーグルト事業に係る固定資産の減損損失を特別損失に計上することが要因としている。
出所:MINKABU PRESS
一方、最終利益は510億円から480億円(同30.9%減)へ下振れたようだ。中国で牧場を運営する持ち分法適用関連会社オーストアジア・グループの業績が、中国国内における飼料代高騰や生乳価格下落の影響により悪化していることなどを受けて持ち分法による投資損失を計上するほか、食品セグメントの中国子会社において牛乳・ヨーグルト事業に係る固定資産の減損損失を特別損失に計上することが要因としている。
出所:MINKABU PRESS