花王は売り買い交錯、オアシスが低採算ブランド削減などの株主提案を示唆
花王<4452>は売り買い交錯。前日まで6連騰と上げ足を強めていたが、きょうは目先筋の利益確定売りをこなし、なお底堅さを示している。8日に香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが株式を保有する花王に対し、低採算のブランドの削減など2025年の株主総会などで株主提案する可能性を示した。モノ言う株主の動きが表面化していることで、同社の経営改革に伴う収益体質向上への思惑が株価を刺激している。同社の株価はここ戻り足が鮮明で、前週4日には今回に先立ってのオアシスの声明発表を受けて300円近い大幅高をみせた経緯がある。また、前週末は日経平均が800円近い下落を示すなか、225採用銘柄にもかかわらず上昇基調を維持するなど株価の強さを際立たせていた。
出所:MINKABU PRESS
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