マーチャントがカイ気配、業績好調に加え追加の株主優待発表で底値圏離脱が鮮明に
マーチャント・バンカーズ<3121>が寄り付き大口の買い注文にカイ気配スタート。上値抵抗ラインの25日移動平均線を気配値のまま上抜き、底値圏離脱を鮮明としている。マンションやホテルなどの不動産に投資するマーチャントバンキング事業を展開するが、前期に保有物件数を積極的に増やしたこともあり、不動産市況上昇の恩恵を享受している。12カ月決算に復帰する24年10月期は営業損益が6億円の黒字を見込むなど好調な予想となっている。好業績を背景に株主還元にも余念がなく、8日取引終了後に24年10月期末時点の株主を対象に追加の株主優待を実施することを発表、1000株以上の保有でショッピングサイト「Lafan」で販売する1万円相当分の商品を贈呈する。これを手掛かり材料に投資資金が流入した。株価が200円台と低位にあることも、値ごろ感に着目した個人投資家の買いを呼び込む背景となっている。
出所:MINKABU PRESS
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