FB Research Memo(3):次期中期経営計画もスムーズに導入される見通し
■業績動向
3. 今後の業績見通し
2024年4月期の業績見通しについて、フリービット<3843>は2023年12月8日に上方修正した。売上高53,000百万円(前期比13.3%増)、営業利益5,500百万円(同37.2%増)、経常利益5,200百万円(同40.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円(同67.4%増)とし、中期経営計画『SiLK VISION 2024』策定当初の業績目標である売上高500億円、営業利益50億円を超過達成する予想となった。第3四半期以降の進捗も非常に順調で、前期同様に期末に向けて新たな戦略投資を実行しても、表記目標をさらに上回る可能性があると弊社は考えている。また、2回目の「Transformation Term」によりポートフォリオの最適化が進んだことを背景に、次期中期経営計画『SiLK VISION 2027』もスムーズに導入される見通しである。『SiLK VISION 2027』では、既存事業の成長に加え、「One Vision」やインキュベーション領域の事業の社会実装を進めるとともに、M&A戦略の解禁や業務提携により戦略ポートフォリオの拡大を考えているようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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提供:フィスコ