中外薬が反落、全身型重症筋無力症対象の「エンスプリング」第3相試験は想定下回る結果
中外製薬<4519>が反落している。21日、全身型重症筋無力症への治療薬として開発中の「エンスプリング(一般名サトラリズマブ)」の第3相試験の結果を発表。主要評価項目における統計的有意差は確認されたものの、想定を下回る結果となったという。新薬の実用化を巡る期待を低下させる内容となり、売りを促す要因となった。今回の結果は、すでに承認済みの視神経脊髄炎スペクトラム障害への使用に影響を与えるものではないという。今後、中外薬はスイスの製薬大手ロシュとともに、自己免疫性脳炎など神経免疫疾患や炎症性疾患に対し、引き続きエンスプリングの開発に取り組むとしている。
出所:MINKABU PRESS
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