住石HDが一時11%高の大幅高で切り返す、13週移動平均線を絡めた攻防に
住石ホールディングス<1514>が全般下げ相場に抗して大幅高、一時11%高の2228円まで水準を切り上げた。株主構成の変化など需給面の思惑を背景に2月下旬を境に大化けを演じ、今月7日のザラ場には5570円の上場来高値をつけた。しかし、翌8日をターニングポイントに波乱安に見舞われた。個人投資家の短期筋を中心に追い証に絡む投げ売りが下げを助長し、前日まで4営業日合計で3300円あまり率にして63%の急落となっていた。ただ、ネット証券大手によると前日時点で「既に追い証に絡む投げが一巡、需給面ではヤマを越えた」という見方も示されており、きょうはリバウンド狙いの買いが優勢となっている。ファンダメンタルズから離れた需給相場の色彩が濃いが、テクニカル的には13週移動平均線が支持ラインとして意識され、また累積出来高の多い1900~2000円近辺での攻防がカギを握っている。
出所:MINKABU PRESS
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