トヨクモ Research Memo(3):サイボウズの100%子会社として設立。経営体制を移行し「トヨクモ」へ商号変更
■会社概要
2. 沿革
トヨクモ<4058>は、サイボウズが2010年8月に東京都文京区において、クラウドサービス等の新たなサービスを展開することを目的に、100%子会社としてサイボウズスタートアップス(株)として設立された。その後、両社にとって、同社が独立した経営体制へ移行することが有益であるとの判断により、マネジメントバイアウト(MBO)が合意され、2014年3月にサイボウズの連結範囲外となり独立した経営体制へ移行した。2019年7月にはサイボウズから独立した経営体制であることをより明確にするため、商号を「トヨクモ」へ変更した。
社名の由来は、天地開闢(てんちかいびゃく)のタイミングで、雲を創り出し、農業ができるように大地に雨をもたらしたと言われる豊雲野神(とよくもののかみ)のように、全世界にクラウド(雲)を広げる希望が込められている。なお、「豊雲野神」は日本最古の歴史書である古事記の上巻に登場する「豊かな雲」の意であり、雲を神格化した存在とされている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
《SO》
提供:フィスコ