新興市場銘柄ダイジェスト:ハウテレビジョンは大幅に4日ぶり反落、WASHハウスがストップ高
<4413> ボードルア 3585 +235
大幅に続伸。テストや検証、品質管理業務などを行うFunClock(東京都港区)を完全子会社化すると発表している。同社の株式を一部取得した上で、簡易株式交換を実施する。株式の取得価額は3.87億円で、FunClock株1株に対し、ボードルア株110.6797株を割当交付する。現在は自社の高度人材が企画・提案から運用フェーズまでを担っているが、子会社化したFunClockがテスト・検証フェーズを担うことでサービスの効率化を図る。
<6537> WASHハウス 389 +80
ストップ高。一部メディアが「殺虫剤メーカーに寄せられるトコジラミの相談が昨年から急増している」と報じ、買い手掛かりとなっている。「気温25度前後で活発化するといい、春・夏にはさらに増えそうだ」とされ、トコジラミ対策として布団やシーツなどが洗濯でき、高温乾燥にも対応しているコインランドリーを展開するWASHハウスが害虫対策関連銘柄として買われているようだ。
<7064> ハウテレビジョン 2654 -541
大幅に4日ぶり反落。連結決算への移行に伴い、25年1月期の営業利益予想を4.50億円と発表している。新卒事業で顧客単価や顧客数の増加、中途事業で採用決定数を増加させ、安定的な成長を図る。単独ベースの24年1月期の営業利益は前期比2.7%増の4.06億円で着地した。新卒サービスの配信型商品を含む既受注の一部の収益認識時期が24年2月以降にずれ込んだことから、会社計画(4.50億円)未達となった。
<4881> ファンペップ 256 +31
昨年来高値。東証が制限値幅の上限を320円に拡大している。下限は通常通り80円で、基準値段は225円。ストップ高は545円、ストップ安は145円となっている。4日の取引終了後に花粉症を対象疾患として開発中のアレルギーワクチンで塩野義製薬<4507>と資本業務提携すると開示したことが引き続き材料視されており、上限拡大で投資家の買い意欲が刺激されているようだ。
<4570> 免疫生物研究所 606 +100
ストップ高。国立国際医療研究センター病院との共同開発で体外診断用医薬品の製造販売承認を取得したと発表している。サンドイッチELISA法により検体(血清)中の赤痢アメーバ抗体を検出する抗体検査キットで、従来法による血清赤痢アメーバ抗体検査試薬は製造中止になっているが、同キットで臨床現場での血清中抗体検査による診断が再び可能になる。製品販売は25年3月期から開始する予定。
<6182> メタリアル 1603 +59
大幅に反発。子会社のロゼッタ(東京都千代田区)が東洋経済新報社(東京都中央区)の「四季報AI」について、同AIエンジンの商用利用を可能とするAPIの提供を開始したと発表している。API提供で調査・分析を目的とする多様なニーズに対応可能となるため、東洋経済新報社の「会社四季報オンライン」等を出典とする様々な洞察をスピーディーにユーザーへ提供するサービスの構築が実現できるとしている。
《ST》
提供:フィスコ