新興市場銘柄ダイジェスト:AHCグループは大幅に3日ぶり反発、ジェイドGがストップ高
<7094> NexTone 1560 +153
大幅に3日ぶり反発。いちよし経済研究所がレーティングを「A」で維持した上で、フェアバリューを3200円から3700円に引き上げている。いちよしは「有名アイドルグループの著作権管理ができつつあるとみられる」などと評価し、26年3月期の営業利益予想を前期比61.9%増の17.00億円(従来予想は16.00億円)に上方修正した。24年3月期(6.00億円、会社予想も同額)と25年3月期(10.50億円)の予想は据え置いている。
<6177> AppBank 156 -34
大幅に続落。前日に昨年来高値を記録した反動で利益確定売りに押されている。AppBank株は、広告代理業などを傘下企業に持つPLANA(福岡市)との資本業務提携や社長交代人事などを手掛かりに2月中旬から投資資金が流入。100円前後で推移していた株価が一時267円まで値上がりするなど短期間に急騰していただけに、値幅取りを狙った売りも出ているようだ。
<3558> ジェイドG 2610 +500
ストップ高で昨年来高値更新。ファッションECを展開するマガシーク(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は33.26億円。マガシークにはNTT<9432>傘下のNTTドコモが75%、伊藤忠商事<8001>が25%出資しており、ドコモ保有分75%と伊藤忠保有分のうち3%を取得する。残る22%は伊藤忠が継続保有する。また、ドコモ、マガシーク、ジェイドグループでドコモのd fashion事業に関する三者間覚書を締結する。
<7083> AHCグループ 850 +134
大幅に3日ぶり反発。2万5000株(0.25億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.19%。取得期間は1日から5月31日まで。機動的な資本政策の遂行環境を整えるとともに、現在の株価水準が自社グループの将来の収益性を十分に織り込んでいないとの認識から、今回の自社株取得の決定に至ったと説明している。
<4073> ジィ・シィ企画 923 -81
昨年来高値更新も後場に反転。東証が制限値幅の上限を1200円に拡大している。下限は通常通り300円で、基準値段は1004円。ストップ高は2204円、ストップ安は704円となっている。ジィ・シィ企画は2月27日にトランザクション・メディア・ネットワークス<5258>と資本業務提携契約を締結すると開示。株式譲渡で同社はジィ・シィ企画の第2位株主となる。
<9211> エフ・コード 4930 +560
大幅に続伸。31日(実質的には29日)を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家が投資しやすい環境を整えることで自社株の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を2000万株から4000万株に引き上げる。なお、23年3月29日の株主総会で発行可能株式総数を600万株から2000万株に拡大していたことを明らかにしている。
《ST》
提供:フィスコ