UT、NISSO、アルトナーなどIT人材関連が高い、半導体業界の人材ニーズ旺盛で商機高まる
UTグループ<2146>が一時120円高の3565円まで買われ連日の新高値となったほか、NISSOホールディングス<9332>も一時38円高の848円まで上値を伸ばし2月22日の戻り高値にツラ合わせする場面があった。このほか、アルトナー<2163>や株価低位のジェイテック<2479>、nms ホールディングス<2162>といった銘柄も揃って強調展開をみせており、半導体業界などを中心にIT人材派遣や製造請負などを手掛ける人材サービス関連株に上値指向をみせる銘柄が目立つ。台湾の半導体受託生産最大手のTSMC<TSM>は熊本に半導体の第2工場を建設することを決定したが、これにより第1工場と合わせて3400人あまりが働く一大拠点となることが伝わっている。更に、日の丸半導体新会社のラピダスが北海道・千歳市に最先端半導体の量産を目指す大規模な生産工場を建設し2027年から2ナノ品の生産を開始する見通しにあることで、ここでも人材確保が大きな課題となりそうだ。IT人材サービスを手掛ける企業の商機が高まるとの見方が継続的な買いを引き寄せる背景となっている。
出所:MINKABU PRESS
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