三菱UFJなど強弱観対立も頑強な値動き、日米の金利動向にポジティブな思惑
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは強弱観対立の中も買い気が勝る展開。前日に発表された1月の全国消費者物価指数(CPI)が事前予想から上振れたことを受け、日銀の金融政策正常化(マイナス金利解除)に向けた動きを後押しするとの思惑が株価を刺激している。また、日本時間29日の夜に1月の米PCE物価指数の発表が予定されており、この内容次第では米長期金利の上昇が見込まれることもあって、運用環境の改善に対する思惑が足もとで先高期待につながっているもようだ。特に今年からスタートした新NISAでも三菱UFJなどメガバンクへの引き合いが強いことが確認されており、これも堅調な株価の背景との見方もある。
出所:MINKABU PRESS
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