タメニー---3Q売上高41.18億円、カジュアルウェディング事業の収益が伸長
タメニー<6181>は9日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)決算を発表した。売上高が41.18億円、営業損失が0.05億円、経常損失が0.45億円、四半期純損失が0.26億円となった。2024年3月期第1四半期より非連結での業績を開示しており、そのため対前年同四半期増減率については記載していない。
婚活事業の売上高は16.11億円、営業利益は4.26億円となった。当第3四半期については、「パートナーエージェント」は各種キャンペーンや「OTOCON」からの安定送客で新規入会者数が9月まで順調に推移し、10-12月の閑散期に新規入会者数が一時的に落ち込んだものの、当第3四半期末の在籍会員数は概ね計画通りの着地となった。なお、若年層に対する認知拡大施策としてSNS広告等を強化しており、2024年1月の繁忙期の新規入会者数は計画通りの伸長となった。
カジュアルウェディング事業の売上高は22.15億円、営業損失はのれん償却費1.14億円を計上し0.83億円となった。当第3四半期については、「スマ婚シリーズ」と「2次会くん」は挙式披露宴や結婚式二次会の需要回復に後押しされ、成約件数、施行件数、施行単価のいずれも増加した。一方、「LUMINOUS」は挙式披露宴の需要回復に伴う反動から、成約件数、施行件数が減少した。なお、「LUMINOUS」は4-9月の成約件数が前年同期の84.5%となっていたが、挙式披露宴に係る前撮り需要の拡大をビジネスチャンスと捉え、7月に旗艦店のスタジオリニューアルを行ったこと等で、10-12月の成約件数が前年同期の91.2%まで回復となった。
ライフ&テック事業の売上高は1.84億円、営業利益は0.40億円となった。当第3四半期については、生活品質向上に資するサービスは同社顧客から要望の高い婚活・結婚周辺サービスの取り扱いを強化し、これらのサービスを紹介する同社顧客専用サイトのリニューアル準備を進めた。なお、同社が代理店として行う保険販売は新規保険契約証券数が微増となった。また、「CONNECT-ship」は結婚相談所の10-12月の閑散期に伴い利用会員数やお見合い成立件数が減少したものの、「CONNECT-ship」と連携した会員向け婚活パーティーは堅調な推移を見せ、結婚相談所連盟は有力企業の加盟も決定した。
地方創生事業の売上高は1.27億円、営業利益は0.12億円となった。当第3四半期については、北海道からオンライン婚活サポートセンターの委託業務を受託するとともに、東京都「結婚支援マッチング事業支援業務」の事業プロモーターから当該支援業務(交流イベント、AI によるマッチング、WEB による個別相談等)を受託する等、受注活動が好調に推移した。これらにより、婚活支援システムの提供数は累計12都府県、婚活支援センターの運営受託数は累計5都道府県となった。また、各種イベント・セミナーは、前期の年間受託件数を上回る推移となった。なお、東京都「結婚支援マッチング事業支援業務」の事業プロモーターから受託したシステム関連の収益の大部分は第4四半期に計上する予定。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比44.9%増の57.80億円、営業利益が0.50億円、経常利益が0.00億円、当期純利益が0.20億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ