<動意株・13日>(大引け)=宮地エンジ、東京計器、川田テクなど
宮地エンジニアリンググループ<3431>=上げ足強め4000円台乗せ。前週末9日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表。期末配当予想を20円増額して95円に見直した。これを好感した買いがショートカバーを誘発する形となり、株高に弾みをつけたようだ。株式分割考慮後で年間配当予想は記念配当10円を含めて180円(前期は70円)となる。今期の業績予想は最終利益予想のみ2億円増額し38億円(前期比23.5%増)に修正した。非支配株主に帰属する当期純利益が減少し、親会社株主に帰属する当期純利益が計画を上回る見込みとなった。
東京計器<7721>=ストップ高。前週末9日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の経常利益予想を18億6000万円から22億7000万円(前期比34.6%増)に引き上げており、これを評価した買いが集まったようだ。船舶港湾機器事業での売り上げの増加と円安による原価率の改善が利益を押し上げる。一方、油空圧機器事業では自動車関連の設備投資が低調に推移。中国市場における産業機械の需要停滞が続いたとあって、今期の売上高予想は3億円減額して467億円(同5.4%増)に見直した。4~12月期の売上高は前年同期比4.4%増の307億400万円、経常損益は3億4600万円の黒字(前年同期は2億8100万円の赤字)となった。また、同社は防衛事業の新工場棟を那須工場内に建設すると発表。建設費は約15億円で今年12月の完成を目指す。
川田テクノロジーズ<3443>=ストップ高。同社は鉄骨・鋼橋、PC(プレストレスト・コンクリート)土木などで強みを持つ一方、ソフトウェア開発・販売でも高い実績のある異色企業。足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移しており、前週末9日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の64億円から74億円(前期比47%増)に大幅増額した。橋梁事業における大型工事の設計変更が獲得できたことや、土木・建築部門で工事採算の改善が寄与している。また、3月末現在の株主を対象に1株を3株にする株式分割を実施することも併せて発表したことで、これが株価を強く刺激する形となった。
HENNGE<4475>=ストップ高人気。前週末9日の取引終了後に23年10~12月期連結決算を発表。売上高が前年同期比23.8%増の19億1500万円、営業利益が同4.1倍の3億8500万円と好調だったことから、これを好感した買いを集めている。主力のクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One(ヘンゲワン)」が引き続き伸びた。通期の増収増益見通しに変更はない。
三櫻工業<6584>=急上昇で昨年来高値に接近。独立系の自動車部品メーカーで、自動車用チューブで高シェアを有し、海外売上高比率が約8割とグローバル展開で強みを発揮している。前週末9日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の52億円から80億円(前期比6.1倍)に大幅増額し、ポジティブサプライズとなった。製品値上げ効果やコストコントロールの効果が発現し、会社側の想定以上に利益が押し上げられた。なお、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画に1円50銭増額となる26円50銭(前期実績は25円)とすることも発表。配当利回りは前営業日終値換算で3%近くに達し、これも株高を助長している。
タカトリ<6338>=ストップ高。半導体向けを主力に精密切断加工装置などを手掛けており、その高度な技術力に定評がある。前週末9日取引終了後に発表した24年9月期第1四半期決算(23年10~12月)は営業利益が前年同期比3倍となる8億1500万円と急拡大した。通期計画の26億円に対する進捗率も31%に達しており、足もとの好調な業績を評価する買いを呼び込んでいる。SiCパワー半導体向け切断加工装置が高水準のニーズを背景に収益を押し上げている形で、今後の収益成長に対する期待も強い。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
東京計器<7721>=ストップ高。前週末9日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の経常利益予想を18億6000万円から22億7000万円(前期比34.6%増)に引き上げており、これを評価した買いが集まったようだ。船舶港湾機器事業での売り上げの増加と円安による原価率の改善が利益を押し上げる。一方、油空圧機器事業では自動車関連の設備投資が低調に推移。中国市場における産業機械の需要停滞が続いたとあって、今期の売上高予想は3億円減額して467億円(同5.4%増)に見直した。4~12月期の売上高は前年同期比4.4%増の307億400万円、経常損益は3億4600万円の黒字(前年同期は2億8100万円の赤字)となった。また、同社は防衛事業の新工場棟を那須工場内に建設すると発表。建設費は約15億円で今年12月の完成を目指す。
川田テクノロジーズ<3443>=ストップ高。同社は鉄骨・鋼橋、PC(プレストレスト・コンクリート)土木などで強みを持つ一方、ソフトウェア開発・販売でも高い実績のある異色企業。足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移しており、前週末9日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の64億円から74億円(前期比47%増)に大幅増額した。橋梁事業における大型工事の設計変更が獲得できたことや、土木・建築部門で工事採算の改善が寄与している。また、3月末現在の株主を対象に1株を3株にする株式分割を実施することも併せて発表したことで、これが株価を強く刺激する形となった。
HENNGE<4475>=ストップ高人気。前週末9日の取引終了後に23年10~12月期連結決算を発表。売上高が前年同期比23.8%増の19億1500万円、営業利益が同4.1倍の3億8500万円と好調だったことから、これを好感した買いを集めている。主力のクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One(ヘンゲワン)」が引き続き伸びた。通期の増収増益見通しに変更はない。
三櫻工業<6584>=急上昇で昨年来高値に接近。独立系の自動車部品メーカーで、自動車用チューブで高シェアを有し、海外売上高比率が約8割とグローバル展開で強みを発揮している。前週末9日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の52億円から80億円(前期比6.1倍)に大幅増額し、ポジティブサプライズとなった。製品値上げ効果やコストコントロールの効果が発現し、会社側の想定以上に利益が押し上げられた。なお、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画に1円50銭増額となる26円50銭(前期実績は25円)とすることも発表。配当利回りは前営業日終値換算で3%近くに達し、これも株高を助長している。
タカトリ<6338>=ストップ高。半導体向けを主力に精密切断加工装置などを手掛けており、その高度な技術力に定評がある。前週末9日取引終了後に発表した24年9月期第1四半期決算(23年10~12月)は営業利益が前年同期比3倍となる8億1500万円と急拡大した。通期計画の26億円に対する進捗率も31%に達しており、足もとの好調な業績を評価する買いを呼び込んでいる。SiCパワー半導体向け切断加工装置が高水準のニーズを背景に収益を押し上げている形で、今後の収益成長に対する期待も強い。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS