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2216 カンロ

東証S
3,215円
前日比
+25
+0.78%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.1 2.84 2.49 5.22
時価総額 492億円
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カンロ---23年12月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表


カンロ<2216>は8日、2023年12月期決算を発表した。売上高は前期比15.5%増の290.15億円、営業利益が同75.3%増の33.88億円、経常利益が同71.5%増の34.32億円、当期純利益が同82.9%増の24.62億円となった。

同社は企業パーパス「Sweeten the Future心がひとつぶ、大きくなる。」の下、3ヶ年計画の2年目となる「中期経営計画2024」の3つの事業戦略(「価値創造」・「ESG経営」・「事業領域の拡大」)を着実に推し進めている。上期における需要の急激な増加を受けて、安定供給の観点から3月以降商品アイテムを絞り一部製品につき休売等の対応を実施しているが、人員増強を含む生産体制整備の進捗により、グミ・飴共に更なる需要取り込みが可能となり、当期は増収となった。

飴は、のど飴及びZ世代向け商品を含むファンシーカテゴリーを中心に袋形態が増加すると共に、ウィズコロナへの本格移行に伴いコンパクトサイズ形態・スティック形態の需要も回復し、前期比12.1%増の150.46億円となった。製品別では、ノンシュガーのど飴シリーズの「ノンシュガー果実のど飴」、「ノンシュガースーパーメントールのど飴」に加え、価格改定(3月)と共にテレビコマーシャルを実施した「健康のど飴」シリーズが好調に推移した。主要商品の価格改定(3月)を実施したグミは、発売20周年の昨年に大きく伸長した主力ブランド「ピュレグミ」シリーズが、テレビコマーシャルも功を奏し販売増となり、ハード系の「カンデミーナグミ」、直営店舗ヒトツブカンロ・デジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT」での高付加価値商品「グミッツェル」の伸びとも相俟って同21.2%増の132.93億円となった。素材菓子は、同6.7%減の6.71億円となった。なお、商品アイテムの絞り込みは継続する一方で、設備の拡張等、生産体制拡充への取組みを進めている。

利益面では、継続する原材料価格・工場諸経費の上昇に対応し、一部商品の価格改定及び内容量の変更を実施すると共に、販売数量の増加と生産性向上の実現により、売上総利益は同21.3%増の117.38億円となった。営業利益は、テレビコマーシャル及び各種商品キャンペーンの実施による広告宣伝費の増加、人員増加・業績連動賞与増加・役員退職関連費用等による人件費の増加に加えて、事業領域拡大への施策経費を含む一般費が増加したものの、増益となった。

2024年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比4.4%増の303.00億円、営業利益が同1.8%増の34.50億円、経常利益が同1.1%増の34.70億円、当期純利益が同1.5%増の25.00億円を見込んでいる。

また、2023 年 12 月期の当期純利益が2023 年10 月27日に開示した通期業績予想から増益となったことにより、期末配当金については直近の配当予想から1株当たり8.00円増配し、1株当たり38.00円とすることを発表した。

《SO》

 提供:フィスコ

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