明日の為替相場見通し=ドル高・円安に振れやすい
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀の緩和政策継続をにらんで円を売る動きが続きそうだ。予想レンジは1ドル=148円40銭~149円20銭。
日銀の内田真一副総裁が8日午前の講演で「マイナス金利を解除しても、どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」と述べ、午後の記者会見では「マイナス金利を解除した後の利上げの道筋は今後の経済・物価情勢次第だ」と強調した。市場では連続して行われていた海外の中央銀行との違いが意識されており、円が売られやすくなっている。また、日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数で米労働市場の堅調さが示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測の一段の後退がドル買い・円売りにつながりそうだ。ただ、今晩に実施される米30年債入札の結果を受けた米長期金利の動きには注意しておきたい。
出所:MINKABU PRESS
日銀の内田真一副総裁が8日午前の講演で「マイナス金利を解除しても、どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」と述べ、午後の記者会見では「マイナス金利を解除した後の利上げの道筋は今後の経済・物価情勢次第だ」と強調した。市場では連続して行われていた海外の中央銀行との違いが意識されており、円が売られやすくなっている。また、日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数で米労働市場の堅調さが示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測の一段の後退がドル買い・円売りにつながりそうだ。ただ、今晩に実施される米30年債入札の結果を受けた米長期金利の動きには注意しておきたい。
出所:MINKABU PRESS