アドテストが逆行高、高性能メモリー向け需要増で今期業績予想を上方修正
全体相場が軟調ななか、アドバンテスト<6857>が逆行高を演じている。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の売上高予想を100億円増額し4800億円(前期比14.3%減)に、最終利益の見通しを45億円増額して645億円(同50.5%減)に上方修正した。高性能メモリー向けのテスター需要の拡大などが寄与する。また、生成AI関連向けの半導体需要の高まりが関連する設備投資を促し、24年後半からテスター需要をけん引するとの見方も示しており、これらを受けて、今後の成長を見込んだ買いが集まっているようだ。1~3月期の想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=155円とした。4~12月期の売上高は前年同期比15.0%減の3507億4400万円、最終利益が同52.8%減の471億4300万円だった。
出所:MINKABU PRESS
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