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グローセル---3Qも増収、集積回路・半導体素子は自動車分野で堅調に推移


グローセル<9995>は29日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.3%増の546.53億円、営業利益が同33.4%減の7.99億円、経常利益が同18.7%減の8.18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.4%減の5.61億円となった。

当第3四半期累計期間においては、集積回路は産業分野が低迷したものの、自動車分野は堅調に推移し、前年同期比20.8%増の361.30億円、半導体素子は自動車分野を中心に堅調に推移し、同16.3%増の82.98億円、表示デバイスはOA分野を中心に堅調に推移し、同2.2%増の16.02億円、その他は産業分野の需要減の影響により、同30.1%減の86.21億円となった。その結果、売上高は増収となった。売上原価は前年同期比8.5%増の493.87億円。売上高に対する売上原価の比率は、販売製品構成の変化により、前年同期に比べ1.1ポイント増加し90.4%となり、売上総利益は売上原価の増加により同3.0%減の52.65億円となり、売上高に対する売上総利益の比率は前年同期に比べ1.1ポイント減少し9.6%となっている。販売費及び一般管理費は、総人件費の増加等により前年同期比5.6%増の44.66億円となった。売上総利益の減少と販売費及び一般管理費の増加の結果、営業利益は減益となった。

2024年3月期通期については、売上高が前期比2.5%増の700.00億円、営業利益が同37.3%減の7.90億円、経常利益が同1.9%減の10.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.3%増の9.10億円とする10月16日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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