29日の株式相場見通し=買い優勢か、米半導体株安は逆風材料に
29日の東京株式市場は強弱観対立のなかも総じて買い優勢の展開となることが予想され、日経平均株価は反発しそうだ。前週末に先物主導で500円近い大幅安をみせた反動もあって、きょうは戻りを試す展開が予想される。前週末の欧州株市場では主要国の株価指数が揃って堅調だった。米国株市場ではやや方向感を欠く展開となり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は利益確定売りで7日ぶりに反落したものの、NYダウは小幅ながら続伸し連日で過去最高値を更新している。この日発表された12月のPCEデフレーターはコア指数が前月比0.2%の上昇と低水準にとどまり、FRBによる利下げ期待が全体相場を下支えした。ただ、個別株では半導体大手インテル<INTC>が決算発表を受け急落し、半導体株全般も値を下げるものが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%近い下落をみせており、これが東京市場でも同関連株に向かい風となりそうだ。日経平均株価は3万6000円大台を視界に入れる場面も想定される一方、半導体関連に利益確定売りが広がれば、マイナス圏に沈む可能性もある。
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比60ドル30セント高の3万8109ドル43セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同55.132ポイント安の1万5455.364だった。
日程面では、きょうは国内では特に目立ったイベントはないが、日本取引所グループ<8697>の決算発表が予定されている。海外ではシンガポール金融通貨庁が金融政策を発表する。
出所:MINKABU PRESS
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比60ドル30セント高の3万8109ドル43セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同55.132ポイント安の1万5455.364だった。
日程面では、きょうは国内では特に目立ったイベントはないが、日本取引所グループ<8697>の決算発表が予定されている。海外ではシンガポール金融通貨庁が金融政策を発表する。
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