アドテスト、ディスコなど上値指向鮮明、TSMC決算前で空売り買い戻し誘発
アドバンテスト<6857>が続伸で一時247円高の5409円まで上値を伸ばし、前日に上ヒゲでつけた戻り高値に肉薄したほか、前日わずかにマイナス圏で引けたディスコ<6146>も一時900円近い上昇をみせ、前日ザラ場につけた上場来高値3万9430円を視界にとらえる場面があった。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気してエヌビディア<NVDA>やインテル<INTC>など半導体関連株が総じて安く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落したが、きょうの東京市場では半導体セクターの主力銘柄に根強い買いが入っている。きょうはTSMC<TSM>の10~12月決算発表を控え、この内容に注目度が高いが、半導体市況の底入れ観測が強まるなか、市場ではTSMCの1~3月期の業績見通しに関心が集まっている。「実需の先回り買いは入れにくい面もあるが、空売り筋は少なくともリスク回避でショートポジションを低めたい(買い戻したい)という思考パターンになりやすい」(中堅証券ストラテジスト)という。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年01月18日 10時52分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年01月18日 10時52分