トヨタ、ホンダなど自動車株が頑強、一段の円安進行をポジティブ視
トヨタ自動車<7203>が頑強な値動きを示しているほか、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車大手が高値圏で売り物をこなし総じて底堅さを発揮している。足もと外国為替市場では一段とドルを買い戻す動きが活発化している。ドル・円相場は一時1ドル=148円台半ばまで円安が進行する場面があり、輸出採算向上が期待される自動車セクターにポジティブ材料となっている。24年3月期通期の各社の想定為替レートはトヨタが1ドル=141円、日産自とホンダが1ドル=140円で設定されており、実勢との差は大きい。今期は既に第4四半期に入っていることで為替メリットは限定的だが、一時は日米金利差縮小の思惑から円高警戒論が根強かっただけに、足もとの為替動向は来期の業績にも追い風要因として意識されやすい。
出所:MINKABU PRESS
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