トヨタは4か月ぶり上場来高値更新、急速な円安進行が株価刺激材料に
トヨタ自動車<7203>は上値追いに弾みがつき、昨年9月20日につけた上場来高値2911円50銭を約4カ月ぶりに更新した。足もと外国為替市場では1ドル=147円台前半まで一段と円安が進行しており、同社株を筆頭に為替感応度が高い自動車株には追い風が強い。同社の24年3月期通期想定レートは1ドル=141円で実勢よりも6円以上円高で設定されており、輸出採算改善による収益押し上げ効果が期待できる状況にある。トヨタは対ドル1円の円安で営業利益が約450億円上乗せされると試算されており、期末が近いとはいえここにきての円安進行で業績上振れに対する思惑が醸成されている。
出所:MINKABU PRESS
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