<注目銘柄>=カオナビ、人的資本重視の潮流で高成長継続へ
カオナビ<4435>の巻き返しに期待したい。同社は人材情報をクラウドで一元管理できるサービス「カオナビ」を展開。リクルートホールディングス<6098>の持ち分法適用関連会社である。
24年3月期の単体業績は、売上高で73億9000万~75億1000万円(前期比23.4~25.4%増)、調整後営業利益で7億2000万~9億6000万円(同51.9%増~2.0倍)を計画。9月中間期は売上高が前年同期比27.9%増の35億9800万円、調整後営業利益が同2.0倍の3億6600万円となり、増益率は第1四半期時点から急拡大した。カオナビの利用企業数は3330社と直近1年間で22%増えた一方で、解約率は0.48%と低水準。安定的で持続的な成長を遂げている。
日本企業では労働生産性の向上が求められ、人的資本投資を重視する風潮が強まっている。従業員のスキル管理とともに、ハイパフォーマー分析や人材配置・要因シミュレーションなどを通じ、経営の意思決定を支援するカオナビへの引き合いは、今後も更に高まると予想される。株価は直近で5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスを形成。2月につけた高値2903円が当面の上値のメドと位置付けられそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
24年3月期の単体業績は、売上高で73億9000万~75億1000万円(前期比23.4~25.4%増)、調整後営業利益で7億2000万~9億6000万円(同51.9%増~2.0倍)を計画。9月中間期は売上高が前年同期比27.9%増の35億9800万円、調整後営業利益が同2.0倍の3億6600万円となり、増益率は第1四半期時点から急拡大した。カオナビの利用企業数は3330社と直近1年間で22%増えた一方で、解約率は0.48%と低水準。安定的で持続的な成長を遂げている。
日本企業では労働生産性の向上が求められ、人的資本投資を重視する風潮が強まっている。従業員のスキル管理とともに、ハイパフォーマー分析や人材配置・要因シミュレーションなどを通じ、経営の意思決定を支援するカオナビへの引き合いは、今後も更に高まると予想される。株価は直近で5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスを形成。2月につけた高値2903円が当面の上値のメドと位置付けられそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS