ファンペップ---抗体誘導ペプチド「FPP003」の第1/2a相臨床試験の結果
ファンペップ<4881>は22日、抗体誘導ペプチド「FPP003」の第1/2a相臨床試験の結果を発表。
FPP003は、同社と住友ファーマ<4506>との共同研究により創生した開発化合物である。同試験は、FPP003のFIH試験(ヒトに対して初めて投与する試験)として実施された。尋常性乾癬患者36名を対象に、FPP003又はプラセボを二重盲検下で3回皮下投与した。
同試験の結果、主要評価項目の安全性及び忍容性が確認され、副次評価項目の抗IL-17A抗体の抗体価上昇がみられた。探索的評価項目についての有効性は明確に判断することはできなかったが、本試験の対象数が少なく、有効性を評価するための検出力が足りなかったと考察される。他の臨床試験結果も踏まえて引き続き評価する方針である。
《SO》
提供:フィスコ