NY為替:米長期金利上昇も利上げ終了観測がドルの上値を抑制
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円05銭へ弱含んだのち、146円59銭まで上昇し、146円16銭で引けた。
消費者物価指数(CPI)の発表や連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、NY連銀の1年インフレ期待が低下したため一時ドルが弱含んだが、米3年債、10年債入札結果が冴えず長期金利の上昇に伴いドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0742ドルまで下落後、1.0770ドルまで反発し、1.0764ドルで引けた。ユーロ・円は157円64銭から156円99銭まで下落。日銀のマイナス金利解除の思惑後退を受けた円売りに底堅く推移した。ポンド・ドルは1.2582ドルから1.2538ドルまで下落。ドル・スイスは0.8814フランから0.8779フランまで下落した。欧州中央銀行(ECB)がスイス国立銀よりも早期に利下げを開始するとの思惑にユーロ・スイス絡みのフラン買いが優勢となった。
《MK》
提供:フィスコ