ソフトバンクGが頑強、日経平均軟化もアーム株上昇など好感し強さ発揮
ソフトバンクグループ<9984>が頑強な値動き。日経平均寄与度の高い銘柄で先物を絡めたインデックス買いの影響を受けやすいが、前日は日経平均が後半に崩れたにもかかわらず同社株はしぶとくプラス圏を維持し、きょうも全般地合いが軟化するのを横目に買い優勢を維持している。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が1%を上回る上昇をみせたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はナスダック指数を更に上回る上昇率を示し、これが同社株に追い風となった。特に同社傘下の英半導体設計大手アーム<ARM>が米金融機関の買い推奨スタンスを好感して大幅高に買われており、含み益拡大への期待がポジティブ材料として働いている。信用買い残は直近データで買い残が増加し、売り残は減少していることで株式需給面は緩んでいるが、機関投資家の実需買いが株価を下支えしているとみられる。
出所:MINKABU PRESS
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