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アジア株は下落、FRB「タカ派化」加速を警戒 パウエルFRB議長の発言で梯子外される 香港株は1週間ぶり安値

アジア株は下落、FRB「タカ派化」加速を警戒 パウエルFRB議長の発言で梯子外される 香港株は1週間ぶり安値

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   17239.34(-271.95 -1.55%)
中国上海総合指数  3039.66(-13.62 -0.45%)
台湾加権指数     16680.37(-65.28 -0.39%)
韓国総合株価指数  2409.55(-17.53 -0.72%)
豪ASX200指数    6981.50(-33.40 -0.48%)
インドSENSEX30種  64678.92(-153.28 -0.24%)

アジア株は総じて下落、FRBの「タカ派化」加速を警戒した売りが続いている。
先週の「ハト派寄り」FOMCを受け、米利上げサイクル終了との期待が高まっていたが、きのうパウエルFRB議長が必要ならば一段の引き締め「躊躇しない」とコメントしたことを受け、利上げ終了期待が後退。マーケットは、もう利上げはないと確信していたため、きのうのパウエル氏の発言は「タカ派」と捉えたもよう。パウエル氏は、インフレを2%に引き下げるうえで十分な引き締めを行ったとは完全には確信をもてないともコメントしており、来週の米消費者物価指数への警戒感が一段と高まっている。

特に香港市場にとっては重要。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。そのため米利上げ再開となれば香港も基準金利を再び引き上げることになる。

きょうの香港株は大幅下落しており、およそ1週間ぶり安値をつけている。バイドゥや美団、JDドットコム、アリババ、レノボ、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落。恒隆地産や九龍倉置業地産投資、龍湖集団など不動産株も下落している。
米ゴールドマンサックスがカジノ運営会社の米高梅中国控股について、事業の勢いに鈍化の兆しが見られると指摘したことを受け、カジノ関連は大幅安。ギャラクシーエンターテイメントは4.1%安、サンズチャイナは3.2%安。

上海株は0.45%安、下値では景気下支え策期待の買いが入っているもよう。
10月の製造業PMI、財新製造業PMI、貿易統計に消費者物価指数、生産者物価指数と、総じて弱い内容となったことから中国当局が追加の支援策を講じるのではないかとの期待が広がっている。来週は10月の新築住宅価格、不動産投資、鉱工業生産、小売売上高、失業率などが発表されるほか、中期貸出制度(MLF)1年物金利も公表される。一部では引き下げを予想する声も。

韓国株は0.72%安、空売り禁止を受け大幅上昇した月曜日の上げを帳消しにしている。空売りを禁止したところで国内外のファンダメンタルズが改善しなければ買いは続かないだろう。

出所:MINKABU PRESS

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